在宅勤務やリモートワークを機会に様々な副業に挑戦したいと考える人達が多いと思います。
ですがせっかく始めた副業が「実は儲からない、下手したらマイナスになる」なんて事があるのです。
今回は貴方の始めた副業がそうならない様に絶対やってはいけない副業の例と特徴を説明します。
クラウドソーシングサービスの低単価案件が代表例
はじめに副業というと「本業に差し支えない範囲で可能な簡単なお仕事」という認識を持つ方が多いと思うのですが
そうした人達の需要に応える代表例として「クラウドソーシングサービス業者」がここ数年流行しています。
ものすごく簡単に説明すると単発案件の文章作成や情報収集などの仕事を紹介する仲介業者です。
(ここではクラウドソーシングサービスの詳細は省きます)
スマホ一つで空いた時間に副業できるとここ数年でとても流行したのです。
クラウドソーシングサービスによる仕事を提供する業者の特徴として
低単価の非常に簡単な仕事から、スキルと時間が必要な高単価の仕事まで様々あり、低単価案件の仕事を多数こなすと高単価案件の仕事を紹介してもらえるという仕組みを持つことです。
問題はこの低単価案件の中でも最低辺に位置する報酬単価1円や2円の仕事です。
報酬単価1円で一体何をやらせるのかと疑問に思う方もいると思うのですが、一番多いのはスマホでアンケートに回答する仕事です。
例としてはクライアントの専用ページにアクセスし、以下の様なアンケートに十数問回答するといった内容です。
・ピーマンとパプリカどっちが好きか
・雨の日に行きたいのは水族館と図書館どちらか
・○○の商品を使用した事がありますか?
※悪質な場合1問ごとにwebページが毎回切り替わり毎回大量の広告が貼ってある事があり、私が体験した時は
当時紹介された3円未満の仕事はほぼ全てこういった案件でした。
といった具合で、確かに誰でも回答できるしスキルはいらない仕事です。
ですがこの低単価案件をひたすら繰り返す前に本当に儲かるのか冷静に考えて欲しいというのが筆者の主張です。
低単価案件が下手したらマイナスになる理由
シンプルにスマホの通信量と電気代の方が高くつと考えられます。
例えば報酬単価2円の仕事を50回繰り返して100円稼いだとしましょう。
一回の仕事で10ページのWebページを切り替えていった場合、計500ページのwebページをネットサーフィンする事になるのです。
500ページ広告だらけの重いページをネットサーフィンしたら1G近く通信量がかかる事が予想されます。
極端な例ですがdocomoの通信量を1G追加したら1,000円かかる事を比較して考えたら900円の損です。
上記以外でも単価1円以下の小物の内職等でも同じ事が言えると考えられます。
もしそこに電気代やガス代等のランニングコストや他の初期費用がペイできない条件ならやらない方が良いのです。
その条件で頑張ってしまうと、頑張れば頑張るほど赤字を膨らませていく事になります。
簡単に儲けたい思考が損をさせる
上記の理由より冷静に考えれば儲からない仕事をしてしまう理由の一つに
「スマホ一つで簡単に稼ぎたい」
「何もスキルがないのでスキル不要の仕事しかできない」
「本業がメインだから副業では努力したり時間をかけたくない」
こうした思考を持っている事が考えられます。
確かに気持ちは分かりますがいくら簡単だとしても儲からないのであれば意味がないのです。
クラウドソーシングサービスに限らずどの様な副業であったとしてもしっかり利益が出るのか冷静に考えて行動しましょう。
但し、「自分のスキルを磨く目的での実践練習として活用する」「後の高額報酬の仕事の紹介のために行う」
といった理由であれば問題ないかと思います。
あくまで「低単価のスキルも身につかない仕事」を積み上げても損しかしないという点が重要です。
いかがでしたでしょうか。せっかく生活を豊かにするために副業をするのですから割りに合わない仕事をしっかり見極めて損をしない様にしましょう。
最後に「スキルも発想も下積みも不要で確実に儲かる方法」は短期アルバイト等の労働しかないのだと思います。