昨今ものすごい速さで禁煙政策が進んでおり、もはや喫煙者がストレスなく街を歩くのは不可能になりました。
また完全禁煙化や喫煙者は雇わないという会社も急増しており、減煙などでのんびり禁煙を進めている場合ではなくなっています。
世の中には様々な工夫をした禁煙法がありますが、今求められている禁煙法は「短期間の禁煙法」なのです。
今回はすぐにでも煙草を辞めたい人に実体験を通して考えた最速の禁煙手順を説明します。
更にサラリーマンの禁煙の敵「タバコミュニケーション」の乗り越えかたを含めた5つの手順を説明します。
(※正しく確実に禁煙したい方は禁煙外来で医師にご相談下さい。ここの方法は実体験に基づく個人的な見解ですので参考にするかどうかは自己責任でお願い致します。)
また結論を先に出しますが
ここで紹介する禁煙法は「世に出回る楽な禁煙法という言葉に甘えず、禁煙の辛さをしっかり覚悟した方が圧倒的に早い」という方針のもとで、あえて工夫せず堂々と辛い期間を設けスタートから辛い時期を通過するまでの時間を最短にし、その期間をVAPEで乗り越える方法です。ですから「楽な禁煙」をしたい方は時間をかけて減煙でも行って下さい。
依存の基本を理解しないと禁煙は出来ない
まずは禁煙が困難な理由として、タバコに含まれる「ニコチン」と呼ばれる依存成分が
「タバコを吸いたい」という衝動を作り出します。(正確な表現とは言えませんがここではこの程度の認識で良いです。)
なので禁煙をする為に最初はニコチンを身体から抜く工程が必要になります。
このニコチンはタバコを吸うのを止めてから約3日で抜けると言われています。
「え?たったの3日なら少し我慢するだけで終わりじゃないか」と思う方もいると思いますが、実はタバコの成分による影響は
本当に3日で終わるのです。
では何故その後も吸いたくなるかと言うと、3日目以降は「習慣による衝動」と「タバコがあれば落ち着くと言う心理的依存による衝動」なのです。
ちなみに3日経過してもその後1本でも煙草を吸ったりニコチン入りの電子煙草を使用するとまた最初からやり直しです。故にニコチンありの電子煙草を使用した所で禁煙には近づけません。
禁煙のポイントとしては喫煙衝動がピークの開始2、3日目と、習慣&心理衝動がどうしても抜けない最初の一カ月の乗り越え方です。
逆にいうと1ヶ月を超えたその後の衝動はほとんど「気のせい」なので、理解さえしていればそれほど強い衝動はこないのです。
楽に禁煙は無理、辛い思いをする根性禁煙の方が良い理由
上記で説明しましたが、禁煙の最大の山場は最初の1ヶ月です。
自分の力のみで行う根性禁煙は辛いから、昨今は禁煙外来を使う禁煙法や減煙からの徐々に慣らす禁煙法
あるいはアイコス等のタール無しの電子タバコを使い徐々に慣らす方法が流行っていますが、私はそのやり方に反対です。
理由1. 時間がかかる
理由2. 高いランニングコストがかかる
理由3. 簡単に禁煙できてしまうと「もうあんな辛い思いしたくない」と言う強い意志が持てないから再発の可能性がある。
上記より私のお伝えしたい理論は
あえて減煙や電子煙草などの工夫をせず堂々と辛い期間を設け、禁煙スタートから辛い期間を通過するまでの期間を最短の時間にして一気に禁煙する事です。
ただしその期間を根性だけで耐えるのは難しいので次の項目で紹介する補助器具を使います。
減煙、電子煙草よりニコチン・タール無しのVAPE(ベイプ)を活用
減煙もアイコス等も結局はニコチンをギリギリまで抜かない戦法なので時間がかかります。
そこで紹介したいのが「VAPE(ベイプ)」と呼ばれる電子タバコです。
(画像は私が実際に使用していた eGo AIOという機種で、価格も5000円以下くらいで買えるので安く小さいのでお勧めです。)
これは中に専用のリキッドを入れて香り付きの水蒸気を吸う物なのですが、そのリキッドには
ニコチンもタールも含まれておりません。(海外では含まれているものもあるので注意、日本で店舗販売されている物は含まれていないはずですが一応確認してから購入してください)故にどれだけ吸っても依存性はありません。
禁煙を始めたらこれだけは好きなだけ吸って良いです。(※但し医学的に安全が確約されたものではないので自己責任でお願いします。)
とにかく吸いたい衝動が始まったら気が済むまでベイプを吸って誤魔化して下さい。
ニコチン特有の喉にクッとくる感じはありませんが、かなりクオリティが高いので十分ごまかせます。
ただ辛いものは辛いです。ベイプは衝動を軽減するものではなく習慣衝動を誤魔化すだけですが衝動をぶつけるアイテムとしてはこれよりベストなものは無いでしょう。
禁煙が楽に終われるとは思わないで下さい。しかしその辛さが「二度とこんな辛い思いしたく無い」という恐怖に変われば再発防止になります。
またベイプのクオリティが低いから誤魔化す効果が無いと主張される人は「楽に禁煙したい」という方ですので諦めて下さい。
タバコミュニケーション対策
サラリーマンを中心に職場ではタバコミュニケーションというものが存在します。
職場で上司や普段関わらない部署の人と唯一接点を持てる場として重宝するコミュニティーなのですが
これを無くす事が嫌という理由でやめたく無い人は喫煙所でベイプを吸いましょう。
これでタバコミュニケーション対策もバッチリです。
補足ですがベイプはニコチン・タールはありませんが世の中の扱いとしては喫煙者なので吸える場所は基本的に喫煙所です。
1ヶ月で強い衝動は止まるが2年は警戒すべき
ここまでの方法で最初の1ヶ月を超えればもうそんなに強い衝動はきません。
そしてここからの期間はベイプで全く問題無いですし、喫煙衝動がほぼ無くなりこの状態でベイプを無くしてもベイプには依存性は無いので好きな時にベイプもやめて下さい。
但し私は禁煙後1年半くらいまでは時々吸いたくなったり、タバコを吸う夢をみました。
タバコを吸う夢は吸いたい気持ちの現れだそうです。
その為体感的には禁煙後2年程度は身体が吸いたい感覚を覚えており、そこまでは「やめられた」ではなく「やめている最中」という意識を持った方が良いです。
いかがでしたでしょうか。
少し強引な作戦ですが昨今の禁煙政策は急速に加速しています。
短期間で禁煙したいという方は是非お試しください。